◎二本一対の箸を使う習慣が大陸から日本に伝来したのは、5世紀とも、6世紀のことともいわれています。その後、長い長い時間をかけて、日本人は箸を使い、現在に繋がるさまざまな食の様式や、独特の食文化を生み出してきました。
◎いわば、日本の食習慣の象徴とも呼べるもの。そこで、毎日の食卓に上るのにふさわしい、シンプルで使いやすい木箸を、古くから暮らしに馴染みの深い黒檀、鉄刀木〈たがやさん〉、紫檀の3種類の唐木で作りました。
◎南アジアからアフリカ大陸で採れる黒檀は、家具や楽器などに加工される、奥深い艶をたたえた銘木。マメ科の広葉樹で美しい柾目が特徴の鉄刀木は、硬質で耐久性に優れています。同じく熱帯産の紫檀は、赤みを帯びた木肌の美しさから工芸品などにも用いられています。
◎四角の四隅にわずかに丸みをもたせた太鼓型は、転がりにくく扱いやすい形で、手のひらにしっくりと収まります。さらに、天然木の風合いを最大限に味わっていただくため、無塗装仕上げに。漆の器の本場、輪島の木地職人が、ひとつひとつ丁寧に磨きをかけて作り上げました。
◎毎日のお手入れは、使用後によく洗い、水気を拭き取って乾かすだけ。使っていくうちに肌になじみ、愛着が湧いてくる木箸です。
*価格は税別です。
*寸法、容量、重量の数値は、個体差があります。