◎菜箸

菜箸

菜箸

◎調理用の箸、菜箸。実は、食事用の箸よりもずっと出番や活躍の幅の広い箸かもしれません。食材を運んだり混ぜたりするだけでなく、煮る、焼く、炒める、揚げる。料理におけるさまざまな工程と動作に菜箸は使われます。タフな箸でなければ務まりません。

◎素材は檜〈ひのき〉と山桜の二種類。檜より硬質な山桜の箸は、やや先細の作りになっています。正円ではない多面体の本体は、一本一本職人が鉋〈かんな〉で削り出してできあがった形。手に取って収まりがよく、手仕事ゆえの程よいクラフト感と、醸し出される温かみが備わっています。

◎くったりと煮た野菜や豆腐のように柔らかいもの、水分を含んで重みのあるものでも難なく持ち上げられる、使いやすい菜箸。かつ、表面が鉋の刃で削られているため、食材の水分や調味料を弾いて木地に滲みにくく、シミが残りにくいのも特徴です。使用後は、水かぬるま湯でよく洗い、水気を拭き取って乾かしておくと長持ちします。

◎そうはいっても、火の近くで酷使する箸ですから、使っていくうちに、箸先に色がつき、ときには焦げることもあるでしょう。何膳か用意し、最初は取り分け用、野菜の和え物や色の薄い煮物用にして、時間の経過に従って炒め物用、揚げ物用と、使うシーンを変えていくのも一手です。

菜箸
素材
木曽檜、山桜
製造
山一(長野県木曽郡)
木下商店製箸所(長野県木曽郡)
寸法
木曽檜/長さ303×幅7mm(先端 両端 幅6mm)
山桜/長さ303×幅7mm(先端 幅6mm•4mm)
価格
木曽檜/ ¥1,700 AZYI00009
山桜/ ¥2,200 AZYI00011

*価格は税別です。
*寸法、容量、重量の数値は個体差があります。

工房探訪

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