名前の通り、ころんと丸みのある形。
見ているだけで頬がほころぶ、愛らしい急須を作りました。
製造は、日本の急須の伝統産地である愛知県常滑市です。
優しいフォルムに、日本の急須作りの技術の粋を集めました。
茶葉の出し入れがしやすい、広い開口部。
液だれせず、もっともおいしい最後の一滴まで注ぎ切る口の構造。
内部で茶葉を蒸らすのに必要な蒸気を逃さない蓋の密閉性は
蓋と本体を摺りつけて作る「蓋摺り」と呼ばれる工程を経た証です。
そして、もっとも緻密に作られているのが、内部に取り付けられた茶漉しの部分。
本体と同じ素材の陶板に繊細な穴を空けて作られています。
やや腰高の優美なシルエット、右手でも左手でも扱いやすい「後手〈うしろで〉」と呼ばれる持ち手は、
日本茶のみならず紅茶、中国茶などにもよく合います。
そして、把手の小さな突起は、鋏についている指掛けをイメージしたもの。
薬指か中指を引っ掛けて安定させると同時に、デザインのポイントにもなっています。
使い勝手も用途も幅広い、ユニバーサルな個性を備えた急須です。
丸急須 後手
素材◎烏泥/朱泥
製造◎高資陶苑[愛知県常滑市]
原型◎金子哲郎[佐賀県有田町]
デザイン◎猿山修 GUILLEMETS + SARUYAMA
寸法◎幅147×奥行88×高さ84mm
容量・重量◎255ml・135g
価格◎¥7,150(税込)
品番◎並細・烏泥/AZTK00109、並細・朱泥/AZTK00108
*寸法、容量、重量の数値は個体差があります。
*容量は、満水時の数値です。